ピロリ菌と胃がんの関係

ピロリ菌と胃がんの関係

ピロリ菌は、日本人のうち6000万人もの人が感染しているともいわれ、様々な疾患を引き起こすものとして恐れられています。
とくに胃がんの原因であることは有名です。
このため、今では多くの人ががん予防のため、ピロリ菌の除菌などの対策をとるようになっています。
そして最新の研究の結果、この菌により胃がんになる危険性を高めるものとして、次の3つが明らかになりました。
1つめは高血糖で、血糖値が正常な感染者と比べると約2倍、正常値の非感染者と比べると4倍もの差が出ています。
2つめは喫煙で、吸っていない感染者の1.5倍以上、喫煙しない非感染者との間には、10倍以上という結果が出ています。
そして3つめは、塩分過多です。
ネズミを使った実験によれば、塩分をとりすぎたほうが、3倍も胃がんにかかりやすいことが分かっています。
ピロリ菌対策をとるとともに、不健康な生活習慣をしっかりと見直して、胃がんになるのを防いでいきましょう。

胃の一生はピロリ菌で決まる!?

胃の病気に深く関わっているのは、ストレスよりもピロリ菌です。
ピロリ菌が発見されたのは、わずか30年前のことで、胃炎や胃潰瘍の原因ということが判明し、ストレスなどから起こるという概念が完全に覆されました。
胃潰瘍は、一度治ったとしても、再発してしまい、一生の病気だといわれていますが、除菌することで、ほとんど再発しなくなります。
ピロリ菌は、胃の中でウレアーゼという酵素を出して、尿素を分解し、アンモニアを作ります。
アンモニアはアルカリ性ですから、胃酸を中和して、住みやすい環境を整えていきます。
それと同時に、アンモニアは胃の粘膜を傷つけ有害な活性酸素も作り出してしまうため、胃潰瘍が発生しやすくなってしまいます。
胃の一生は、ピロリ菌の感染で決まってしまいますから、きちんと除菌することが大切です。
感染は食べ物や飲み水からがほとんどで、その多くが幼少期に感染します。
除菌は、胃炎や胃潰瘍の診断がないと保険適用にはなりませんが、健康診断の時に、オプションで追加できるため、予約時に確認しておくとよいでしょう。