ピロリ菌血中・尿中の抗体測定検査の数値で陽性か陰性を診断

ピロリ菌血中・尿中の抗体測定検査の数値で陽性か陰性を診断

ヘリコバクターピロリ菌に感染すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃癌などの発症と関連があり、除菌によってその発症率が低下することが判っています。
胃癌患者の98%はピロリ菌の保菌者です。
では、ピロリ菌に保菌しているかどうかは、どのようにして調べるのでしょうか。
内視鏡を用いる検査と内視鏡を用いない検査があります。
内視鏡を用いた検査には数種類の方法があります。
しかしいずれも、内視鏡を飲まないといけません。
採血や検尿と比べると患者さんの負担は大きくなります。
その中で、簡便で安価なのが抗ヘリコバクターピロリ抗体測定法です。
この検査は、採血をして血中・尿中の抗ヘリコバクターピロリ抗体を測定する検査です。
欠点としては、過去の感染も認識してしまうことや除菌後も一定期間は陽性が持続することですが、内視鏡のような苦痛を伴わず、採血時にほんの少しチクッと痛みを感じる程度ですみます。
患者さんにとっては苦痛も少なく、検査代も安価なのでお財布にも優しい検査です。

ピロリ菌を呼気検査で発見する

ピロリ菌の呼気検査は、一般的には除菌が成功したかどうかを確かめるときに用いられます。
一週間、抗生物質を服用し、ひと月くらい置いて、ピロリ菌の呼気検査をおこないます。
検査の結果、数値が基準以下になれば、除菌が成功したことになります。
数値がゼロになることはないので、ゼロにならなくても気にする必要はありません。
 感染の有無を調べる時には、血液検査が用いられることが多いようです。
血液検査では、感染の有無のみならず、胃の損傷の進み具合も正確にわかります。
除菌治療を開始する前には、必ず胃カメラ検査をしますが、胃カメラ検査の結果と血液検査の結果は、見事に一致していることが多いようです。
かなり正確に胃の状態がわかるので、血液検査は有意義と言えます。
しかし、除菌に成功したからと言って、血液の状態がすぐ変わるわけではないので、除菌が成功したかどうかを調べるには、血液検査は不向きです。
それを調べるには呼気検査が必要となります。